nanasuiblog 現役形成外科女医のつぶやき

【和訳と歌詞解説 詳細】【Yesterday once more】Carpenters

洋楽 和訳

Yesterday once more / Carpenters

公式Youtubeチャンネルより

和訳と歌詞解説 詳細 Yesterday once more / Carpenters

1番

When I was young I’d listen to the radio 若かった頃、ラジオに耳を傾けていた

ここのポイントは、I’d listen to =I would listen to でしょうか。

‘dは、would, could, had, did のいずれかの略なのですが、listenという動詞の現在形が来ているので、would かshouldのどちらかだと思われます。(didもlistenを強調するためならあり得ますが、だとしたら’dと略さずにI did listen to 〜とするはずです)wouldとshouldはそれほど大きな違いがないので、どちらを採用しても説明はできるのですが、より多く使われているであろうwouldを採用しました。

would はwillの過去形で、When I was young の過去形を受けていると考えられます。これは時制の一致と呼ばれる約束事です。willは、主に未来にすることをさして使われますが、ここでは、習慣を表す使い方だと理解すると訳しやすいです。(→willの用法)

ここでは、過去形なので、正確に訳すと「私はよくラジオに耳を傾けたものだった」となります。

listen to 〜は、ただ聞き流すのではなく、注意して耳を傾けると言う意味合いです。I’d hear the radio ではなく、I’d listen to the radio である必要があります。なぜなら、ラジオから流れてくる好きな歌を待って注意して聞いていたからです。(→hearと listen の違い)

Waiting for my favorite songs 好きな歌がかかるのを待って

wait for 〜 「〜を待つ」

When they played I’d sing along, it made me smile 歌が流れたら、一緒に歌って、笑顔になった

**ここの解説はかなりマニアックなので、無視していただいて大丈夫です**

**このtheyは何を表しているのか。これはplayの訳し方とも関わるのですが、they(ラジオ局で歌を流してくれる人達)がplay(演奏する、曲を流す)した、または、they(favorite songs)がplay(鳴り出す、レコードなどがかかる)、どちらなのでしょう。いろいろ調べましたが、どちらの訳し方でも良いようです。結局どちらの訳し方だとしても、「好きな歌が流れたら」 に落ち着いてしまうので。**

そして、ここにもI’d sing  along = I would sing along 習慣を表すwillの過去形が出てきました。

ちなみに、sing along は「一緒に歌う」ですが、youtubeでも様々な歌の”sing along version”がありますね。歌詞が出てきて一緒に歌いやすい工夫がされています。

2番

Those were such happy times and not so long ago そんなに前のことでもないけれど、あの頃は幸せだった

time は「時」ですが、times(複数形) になると、「時代」と言う意味になります。

他には回数を表す時にも複数形で使います。

  • I must have called you a thousand times! 君に何度も電話したはずだよ!(thousand の前の a が気になった方、この a は1000の1を表すa です)(must have called が気になった方はこちらへ →must have + 過去分詞

さらには、「倍」を表すこともあります

  • It would cost three times as much.  それには3倍のお金がかかる。

How I wondered where they’d gone そんな時はどこへ行ってしまったのかとどれだけ思ったか

まず、wonderの意味はこちらで詳しく説明しています →wonderの意味

they’d gone の’dは、would, could, had, didのいずれかですので、これらのうちで、次にgoneというgoの過去分詞形がきても大丈夫なものは、hadしかありません。したがって、they’d gone = they had gone だとわかります。過去完了形ですね。私がwonderしていた時点(過去)で、すでに行ってしまっていた(完了)、ということになります。

But they’re back again just like a long lost friend でも、帰ってきた、まるで長く会ってなかった友人のように

ここまでずっと過去形でしたが、they’re = they are で初めて現在形になり、曲もちょうど盛り上がり始めます。

All the songs I loved so well わたしが大好きだった歌たちが

本来の文章は、I loved all the songs so well. と考えられますが、「(私がとても好きだった)あの曲達が」を強調するためにall the songs が文章の先頭に出ています。

サビ1

Every sha-la-la-la

Every wo-o-wo-o, still shines

全てのsha-la-la-la,wo-o-wo-oがまだ輝いている

ここは、everyを受ける動詞は単数形なのでshinesになっているところがポイントでしょうか。

  • Every person  is mortal.  すべての人は死ぬ運命にある。

日本語だと「すべての」と訳すので、複数形になりそうなイメージがしますが、たくさんある人や物の集合を構成するそれぞれ一人ひとりや一つ一つに注目して、その全体を構成する一人、または一つが主語になるので、単数形になるというわけですね。

Every shing-a-ling-a-ling, that they’re startin’ to sing’s so fine

歌い出しのshing-a-ling-a-lingも全て素敵に聞こえる

文章の構成をわかりやすくすると、

Every shing-a-ling-a-ling(, that they’re startin’ to sing) is so fine

カッコ内を無視して「全てのshing-a-ling-a-lingがとても素敵」と訳せます。そして、thatはEvery shing-a-ling-a-lingのことなので、語順を変えて考えると、they’re startin’ to sing shing-a-ling-a-ling となります。「彼らがshing-a-ling-a-lingを歌い出す」。主語がheやsheでなくtheyなのは、何曲も聞いて、それらの曲の歌い手さん達を一まとめにして表現しているからでしょう。

サビ2

When they get to the part 

Where he’s breaking her heart

彼が彼女の心を傷つける場面になると

ここのtheyは、前出のthey’re startin’ to sing のtheyと同じと考えて良いと思います。partをうけてwhereが続いています。partは部分という意味で、ここでは歌のなかの一部分、その部分では、he’s breaking her heart「彼が彼女の心を傷つけている」ということですね。

It can really make me cry, just like before

It’s yesterday once more

本当に泣いてしまう、昔みたいに

あの頃の私が帰ってくる

このItはthe partを指していて、その(彼が彼女を傷つける)部分がcan really make me cry「私を本当に泣かせることができる」という訳になります。

次のItも、the partを指している、としても意味はなんとなく通りますが、ふさわしいのは、It’s rainy today.のように、特に何を指し示すわけではないItかな、と思います。(ここの訳し方も諸説あるようですが)It’s sunny once more. なら「また晴れです」。同じ要領でIt’s yesterday once more.で、「またyesterdayです」。つまり、「今日はまたyesterdayのような感じです」とでも言えばよいでしょうか。若かりし頃の感情がよみがえってきて、つい昨日のことのよう、という意味に解釈しました。

3番

Lookin’ back on how it was in years gone by

この数年がどんなふうに過ぎ去ったか振り返る

look back on 〜「〜を振り返る、回顧する」

<look back onの例文>

  • Don’t look back on your past. 過去を振り返るな。
  • I won’t look back on my past. もう過去は振り返らない。(won’t = will not 意志を表すwill

go by 「(時間が)過ぎる、通り過ぎる」

<go by の例文>

  • I like to sit and watch the world go by. 私は座って、世界が移り変わっていくのを眺めるのが好きだ。
  • The rest of the day went by quickly. その日の残りはあっという間に過ぎ去った。

gone by はyearsにかかっていて、敢えて補うなら、〜in years (that has) gone byと考えられます。

And the good times that I had

楽しい日々だった

前の文章の続きなので、Lookin’ back on how it was the good times that I had 「どれだけ良い日々を私は過ごしたかも振り返る」が直訳になります。

Makes today seem rather sad, so much has changed

おかげで、今が少し悲しい。色々と変わってしまったから

seem「〜に見える」

<seemの例文>

  • He seems to be sad. 彼は悲しそうに見える。 形容詞の場合、to beは省略可
  • She seemed to be crying. 彼女は泣いているようだった。現在分詞の場合、通常to beは省略しない

rather「どちらかといえば、むしろ、少々」

<ratherの例文>

  • It’s rather cold. やや寒い。
  • I would rather stay than go. 行くよりはむしろ、とどまりたい。

この部分は、MakeではなくMakesで始まっているので、命令文ではなく、主語が略されていると考えられます。何が略されているのか。三単現のsがつくような主語は、It, That, She, Heのいずれかでしょう。ここまでの流れから、SheとHeは考えられないので、ItかThatと考えられます。この二つは大きな差はないので、どちらでも良いでしょう。問題は、ItかThatの具体的な内容です。前の文章に戻ると、主語になりそうな名詞はいくつかあります。good timesやyearsがありますが、どちらも複数形なので、makesが後に続くことができません。そうすると、残された可能性は、Lookin’ back〜の、「〜をふりかえる」こと自体、ということになります。

すなわち、直訳は、「過去をふりかえることが、今日をやや悲しくさせる」となります。

4番

It was songs of love that I would sing to then

よく歌っていたのは恋の歌で

たびたびでてきますが、ここのwouldは習慣を表すwillの過去形です。

And I’d memorize each word

歌詞を覚えたものだった

I’d = I would また、習慣を表すwillです。

Those old melodies still sound so good to me

古いメロディーだけど、私にはとても心地いい

sound「音を出す、〜に聞こえる」

<sound(自動詞)の例文>

  • It sounded like thunder. 雷のような音がした
  • That sounds great! それ、いいね!

As they melt the years away

過ぎ去った日々を溶かしてくれる

melt 〜 away「〜を次第に消失させる」

Asは、ここでは、「〜している時(同時に)」「〜に従って(比例して)」「〜だから(理由)」いずれとしても解釈できます。

  • 「古いメロディーが私に心地よいのと同時に過ぎ去った日々を溶かしてくれる」
  • 「古いメロディーが過ぎ去った日々を溶かしてくれるのにしたがって、私に心地よく聞こえる」
  • 「古いメロディーが過ぎ去った日々を溶かしてくれるので、私に心地よく聞こえる」

私は、同時に、の感じが好きです。

サビ3

サビ1を参照

Every sha-la-la-la

Every wo-o-wo-o, still shines

全てのsha-la-la-la,wo-o-wo-oがまだ輝いている

Every shing-a-ling-a-ling, that they’re startin’ to sing’s so fine

歌い出しのshing-a-ling-a-lingも全て素敵に聞こえる

サビ4

All my best memories come back clearly to me

最高の思い出たちがはっきりとよみがえって、

come back「帰る、戻る、思い出される」

<come back「思い出される」の例文>

  • Her name came back to me.  彼女の名前を思い出した

Some can even make me cry, just like before

私は昔みたいに泣いてしまう

直訳は、「その思い出たちの一部は私を泣かせすらする、本当に以前のように」となりますでしょうか。

It’s yesterday once more

あの頃の私が帰ってくる

サビ2の最後と同じ

Every sha-la-la-la

Every wo-o-wo-o, still shines

全てのsha-la-la-la,wo-o-wo-oがまだ輝いている

Every shing-a-ling-a-ling, that they’re startin’ to sing’s so fine

歌い出しのshing-a-ling-a-lingも全て素敵に聞こえる

サビ1と同じ

<ここまで読んで頂きありがとうございます。他にも和訳している楽曲あります↓↓>

【洋楽の歌詞】文法の解説付きで英語学習もできる【おすすめ9曲】

<ご意見、ご指摘、リクエストなどはぜひCONTACTから☺️>

→Gold – greatest hits  カーペンターズ  アルバム

→カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 2018年発売の新作アルバム

Carpentersの他の楽曲 おすすめ

【 [They Long to Be]  Close To You 】→詳しくはこちら

【 I Need To Be In Love 】→詳しくはこちら