nanasuiblog 現役形成外科女医のつぶやき

must have + 過去分詞 解説 【洋楽 Hello(Adele)の歌詞解説含む】

文法

must have + 過去分詞

must で一番に思いつくのは、「〜ねばならない」という意味でしょうか。

  • I must do it. 私はやらねばならない。
  • You must listen to me. 私の言うことを聞いてください。

また、must には、「〜にちがいない」と言う意味もあります。

  • He must be rich. 彼はお金持ちに違いない。
  • You must be tired.  あなたは疲れているに違いない(→疲れたでしょう)

ではここで、「彼は以前はお金持ちだったに違いない」と、過去の彼についてmustを使って表現したいとします。

どうしましょう。

mustの過去形ってありましたっけ。。ないんです。じゃあ、どこで、過去だと言うことを表すか。

He must be rich. の be を過去形にしたらどうなるでしょうか。

He must was rich. 

これは不可能です。なぜなら、must の次は必ず動詞の原型がくることになっているからです。

この解決策として、have + 過去分詞が出てきます。

現在完了形(→解説はこちら)と似ていて、過去を表すことができます。

He must have been rich before.  彼は以前はお金持ちだったに違いない

となりました。

ここまでの解説がちょっと難しかった方へ

中学英語が怪しい方には理解不能な部分があったかもしれません。すみません。

→中学英語がかなり怪しい方、基本からやりなおしたい方はこちらをまずおすすめします

洋楽の歌詞で 【must have + 過去分詞】 実例紹介

【Hello】/Adele  の歌詞(2:22〜)

歌詞は

Hello from the other side
I must have called a thousand times

です。

直訳すると、「反対側から’もしもし’ 私は1000回は電話したに違いない」

意訳すれば、「応えてくれないのね 何度電話したかわからない」

でしょうか。

この楽曲の歌詞は”別れた相手に、過去のことを謝ろうとして何度も電話するけれど、出てくれない”という切ない内容になってます。

<ここまで読んで頂きありがとうございます>

<ご意見、ご指摘、リクエストなどはぜひCONTACTから☺️>